寄付ラボ

寄付ラボ (第 60 回) - 寄稿

娘の成長とヘアドネーション

※ この記事は、フリーコーディネーターの小林 明音さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 10月 13日  

9 歳の娘が髪を伸ばし始めたのは、5歳の頃だったか。ディズニーアニメの主人公に憧れ、「地面につくまで伸ばす」と宣言したのは覚えている。当時、七五三や卒園式など、和装する機会もあったので、親としても伸ばしてくれたほうが都合がよいと、見守っていた。 伸ばし始めて数年経ち、いつの間にか毛先はお尻に届く長さになっていた。 さすがにいろいろ大変だなぁと感じていたので、何度か「切ったら?」と言ってはみたものの……
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寄付ラボ (第 59 回) - 寄稿

市民からの継続的支援が成果へのエネルギー~祇園祭ごみゼロ大作戦〜

※ この記事は、一般社団法人祇園祭ごみゼロ大作戦の内田 香奈さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 9月 22日  

日本三大祭の一つでもある京都の祇園祭では、前祭の宵々山、宵山(7 月 15 日と 16 日)が最も人出が多く、例年 50 万人を超えています。多くの露店が軒を並べ、大変にぎわうお祭ですが、長い間、問題となっていたのは、およそ 60 トンとも言われたごみでした。 そのごみを「ゼロにしたい!」との思いで、2014 年に始まったのが「祇園祭ごみゼロ大作戦」です。この取組みでは、露店で提供される飲食の一部……
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寄付ラボ (第 58 回) - 寄稿

4 半世紀 チャリティオークションに関わって

※ この記事は、ニッコーを支えるチャリティ・オークション実行委員会の大豊 世紀さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 9月 8日  

早いもので四半世紀を超える付き合いになっている。日本国際民間協力会 (NICCO)*注 1とのかかわりである。  活動の資金に供するため、美術作品チャリティオークション*注 2に出品して欲しいとのことで小野理事長自ら自宅を訪問されたのが始まりでした。 当時、各新聞社等が同様の企画を催していましたので特別な目新しさも感じる事もなく、依頼があってもお断りすることの方が多いのが実情でした。ただ、理事長自……
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寄付ラボ (第 57 回) - 寄稿

ブログ更新だけで年 10 万円の寄付が生まれる、一石三鳥のしくみ。

※ この記事は、azuki designの林田 全弘さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 8月 25日  

ブログを更新するだけで、年間 10 万円の寄付が生まれました… と聞いたら「そんな夢のような話はないでしょ!」とか、「話を盛りすぎ!」などと言われそうです。でも、本当なんです。 私はグラフィックデザイナーとして主に NPO の広報物を制作しています。 NPO が取り扱うテーマは、まだ世に広まっていなかったり、問題構造が複雑だったりして、理解や共感を広めるのはとても難しいことが多々あります。そんな時……
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寄付ラボ (第 56 回) - 寄稿

NPO 支援として旅行業者ができること~チャリティーバスツアーの可能性~

※ この記事は、アルファトラベル株式会社の森野 茂さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 8月 11日  

私自身、寄付といえば阪神・淡路大震災や東日本大震災等の大きな災害でしか経験がありませんでした。しかし、2016 年から京都市市民活動総合センターの運営委員会として関わらせていただき、身近にある日々の生活の中でも様々な問題と向き合う NPO の方々と出会うことにより、「旅行業者として貢献出来ることはないか」と考えるようになっていきました。 そんな中、2016 年の 12 月に開催された市縁堂*注 1……
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寄付ラボ (第 55 回) - コラム

「そのチャリティー、どうなん?」

※ この記事は、京都市市民活動総合センターの土坂 のり子さんによるコラム記事です。

掲載:2017 年 7月 28日  

多種多様なチャリティーの取組みが行われています。しかし「そのチャリティーイベントって寄付の趣旨に適ってる?」とツッコミたくなるものや、「寄付集めが目的にしては、ちょっと効率悪すぎない?」と首をかしげたくなるものもありますよね。  例えば、「飢餓救済」のチャリティーイベントなのに、華やかな建物でパーティーを催し大量の食べ残しを出したり、「環境保護」を謳っているのにガンガンにクーラーが利いた大音響のク……
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寄付ラボ (第 54 回) - 寄稿

参加の力を可視化する – ワンクリック募金の可能性

※ この記事は、井上 泰夫さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 6月 23日  

私には日課となっていることがある。それは、毎日、市民活動団体に寄付をすることである。こう書くと、何と意識が高く裕福な人なんだろう!と思われるかもしれない。 しかし、実際にしていることは、スマートフォンやパソコンを立ち上げ、ワンクリックしているだけなのである。私の財布からお金が出ていくこともなく、ものの 10 秒で「応援」ができてしまう―それが「ワンクリック募金」である。 ワンクリック募金とは、ウェ……
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寄付ラボ (第 53 回) - 寄稿

「一人一円運動」によるファンドレイジングは誰が寄付者か?

※ この記事は、NPO組織基盤強化コンサルタント office musubimeの河合 将生さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 3月 24日  

2002 年ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんが、ノーベル賞の賞金と小柴さんのニュートリノ研究を支えた企業の経営者の個人献金の拠出によって億円の基本財産を用意して財団を設立。小柴さんが理事長を務め、梶田隆章さん(2015年同賞受賞)や小林 誠さん(2008 年同章受賞)、白川 英樹さん(2000 年ノーベル化学賞受賞)ら著名な学者、研究者が理事や評議員、監事に名を連ねる公益財団法人平成基礎科学財……
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寄付ラボ (第 52 回) - 寄稿

寄付を「コミュニケーション-交流」活動として考える

※ この記事は、山本 真一さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 3月 10日  

私の専門は公共経済学です。私はこれまで、市民や個人がコミュニティで活動をするときに、寄付がどのような役割を果たしているか、そして寄付がもつ可能性について研究してきました。ここでは、寄付の行動指針について考えてみましょう。 人びとが寄付をするかどうか、またいくら寄付をするかを決めるときのポイントがいくつかあります。第 1 に、町内会などのコミュニティや NPO などの団体が取り組んでいる社会課題に共……
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寄付ラボ (第 51 回) - 寄稿

寄付者の名前公開 ―寄付者は子どもたちにとってのロールモデルー

※ この記事は、日本フィランソロピー協会の高橋 陽子さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 2月 24日  

20 数年前、アメリカ・ロサンゼルスのホームレス支援の団体を視察したことがあります。 建物の前に立って驚きました。看板に大きく「カーク・ダグラス ハウス」(英語で) と書かれているのです。ハリウッドの名優が寄付して建てたものです。日本だと、さしずめ「杉良太郎ハウス」と言うところでしょうか。日本でもいつかこんなことができれば、と思ったことを思い出します。寄付で思いつくのは、日本の美徳とされる“ 陰徳……
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寄付ラボ (第 50 回) - 寄稿

寄付に伴う中間費用の必要性

※ この記事は、社会福祉法人中央共同募金会の阿部 陽一郎さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 2月 10日  

本年創設 70 周年を迎える共同募金は都道府県を区域としてそれぞれ共同募金会があり、当会は連合会です。お陰様で 70 年間に 9400 億円を超える寄付が全国で寄せられ、地域福祉の事業に助成を行ってきている。 2015 年度には全国で 5 万件を超える活動に約 160 億円の助成が行われました。 さて、今回頂戴したテーマは、寄付を集める際、そこから事務経費等の中間費用を確保することの意義や必要性と……
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寄付ラボ (第 49 回) - 寄稿

感謝や応援の気持ちを寄付に表わす

※ この記事は、株式会社人事部の水谷 智子さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 1月 27日  

これまで個人で寄付をしたことのない私ですが、この度、 2016 年 12 月 11 日に開催された市縁堂の実行委員会として市民活動をされている団体と市民をつなげる寄付のイベントづくりに参加をさせていただきました。その上で、どうすれば社会的な課題解決を担う市民活動団体への寄付をするということがもっと身近になるのか?について考えてみます。 今回、市縁堂イベントに参加させていただき、私が知らないだけで、……
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寄付ラボ (第 48 回) - 寄稿

誰かを支えるから、社会を変える手立てとしての「 寄付 」に

※ この記事は、一般社団法人こどものホスピスプロジェクト「TSURUMIこどもホスピス」の水谷 綾さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 1月 13日  

「TSURUMIこどもホスピス (TCH)」は、16 年春、鶴見緑地にオープンした日本初のコミュニティ型の子どもホスピスで、「 命を脅かされる病気 (LTC)」 の子どもを中心に、難病の子どもたちの成長を支援する活動を行っています。ホスピスと言っても、成人向けのホスピスとは違い、治療や医療的な緩和ケアを目的とした医療機関ではありません。病状をきめ細かく把握した看護スタッフが見守る安心・安全な環境で……
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