NPO スポットライト (第 56 回)
市民活動において「まちづくり」は主要なテーマの一つであり、多くの市民団体が取り組まれています。これ自体は多くの成果を生んできましたが、障がいを持つ人がその活動に主体的に加わることによって障がい者目線をまちづくりに取り込んでいこうという動きはこれまでなかなか見られませんでした。今回のNPOスポットライトにご登場いただくのは『エイブル・パフォーマンス集団「ガラ(柄)」さん。障がい者自身が主体とな
NPO スポットライト (第 55 回)
皆さん、子ども新聞と聞いてどんな新聞をイメージしますか。多くの方は小学生向けに記事をやさしく解説し、たくさんのマンガとイラストがある「子ども向けの新聞」を想像するのではないでしょうか。新聞も、子ども新聞も、大人の記者が書くものだと思われがちですが、「子どもの目線」を大切にして子どもたちが記者になって取材をし、記事や絵をかく「子ども新聞」があります。
今回は、「子ども新聞」を作るワ
NPO スポットライト (第 54 回)
障がいのある方の中でも、「耳が聞こえない・耳が聞こえにくい」聴覚に障がいのある方がどのような日常を過ごされているかご存知でしょうか。今回のNPOスポットライトでは、聴覚に障がいのある方々が普段みている地域社会やよく抱く悩み、また、それらの環境を変えていくためのチャレンジである手話による国際交流の祭典の取組みを進めている「NPO 法人EXPO SIGN JAPAN」について紹介します。
NPO スポットライト (第 53 回)
不要になったベビー用品や子ども用品の処分に困る方も多いのではないでしょうか?これらのリサイクルを目的とした「ベビー&キッズ用品交換会(以下交換会)」を京都市内の様々な地域で開催している取組みがあります。子育て中のお母さん達が、集い交流する憩いの場にもなっているとうかがいます。その活動を運営しているのが今回取材したAt-Kyoto(アットキョウト)の武田みどりさんです。
NPO スポットライト (第 52 回)
第 51 回 NPO スポットライトに引き続き、NPO の世代交代・事業継承の物語。
京都の子ども・子育て支援の NPO 法人として 24 年活動している「京都子どもセンター」の 2 代目理事長であり、
NPO スポットライト (第 51 回)
NPO 法が施行されてから 25 年が経ち、世代交代を喫緊の課題と捉える NPO 法人が増えています。「うまくいく世代交代」や「成功する事業継承」のセオリーはなく、それぞれの組織で異なる形があります。
今回の NPO スポットライトでは、NPO ラジオ局のパイオニアである NPO 法人京都コミュニティ放送を実質的に受け継ぐこととなった、事務局長の藤本香さんと放送局長の西村遥加さ
NPO スポットライト (第 50 回)
通称「第九(だいく)」と呼ばれるベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調。合唱団による合唱が最終楽章で演奏されることから「合唱付き」ともいわれます。クラシック音楽を普段聞かない人も、ベートーヴェンの「歓喜の歌」または「歓びの歌」という合唱部分の名前とその旋律をご存じない人はいないといってもよいのではないでしょうか。
国内では毎年、大みそかに放送されるNHK交響楽団による「第九」の演
NPO スポットライト (第 49 回)
京都市を中心に、子どもや若者が安心して過ごせる居場所づくりと、相談サポート事業を展開するNPO法人コミュニティ・スペースsacula。2016年に木村さんがひとりで立ち上げ、任意団体として様々な事業を展開しながら2021年NPO法人を取得されました。
今日まで様々な人々の関わりをとおして作られてきた活動の経緯を
「巻き込んで、巻き込まれて、巻き込んでの繰り返しで今
NPO スポットライト (第 48 回)
あなたの思い出に残っている映画は何ですか?
映画とともに、当時の自分、一緒に見た人や映画を見たその日の思い出も一緒に蘇ってきます。
映画を通して目の前の現実から離れて遠い何かを追体験したり、感情が豊かになったり、心がふるえたり、考えさせられたり。
「この一本の映画で人生が変わった」という方もいるでしょう。
今回、スポットライトをあてるのは、
NPO スポットライト (第 47 回)
障がいのある人が働くことをサポートする「障害者の就労支援」が制度化されてから、約 20 年が経とうとしています。しかし制度が目指す「理想」通りとはいえません。
今回は、障害者の就労支援に取り組む NPO 法人ENDEAVOR EVOLUTION(エンデバー エボリューション)理事長の松浦一樹さんにスポットライトをあてました。
福祉は誰のためにあるのか。何のためにあ
NPO スポットライト (第 46 回)
ここ京都において、発足から 50 周年 (2023 年) でを迎える NPO 法人があるのはご存じでしょうか。しかも、正会員数 (NPO 法上で総会の議決権を持つ人) は約 1500 人という NPO 法人ではめったに見ない規模です。その団体の名前は「使い捨て時代を考える会」。
皆さん「使い捨て時代を考える会」と聞いてどんな印象をもたれたでしょうか。筆者自身は団体名だけを聞くと
NPO スポットライト (第 45 回)
団体名にある “ビルマ” は、タイ、インド、中国、バングラデシュ、ラオスと国境を接する東南アジアの国家、現在のミャンマーのかつての国名。1989 年、前年にクーデターを起こして成立した軍事政権により国名がビルマからミャンマーに改められました。現在、ミャンマーという国のことをよく知る日本人は少ないかもしれませんが、児童向け小説「ビルマの竪琴」や、過去 2 回にわたってこの小説を原
NPO スポットライト (第 44 回)
皆さん、“自助具(じじょぐ)”という名前を聞いたことありますか?
事故や障害などによって、思うように体を動かせない人達が、不自由さを軽減するために使う福祉用具になります。たとえば、片手が使えなくなったことを想像してみてください。手の爪を切る事が困難になったり、ペットボトルやジャムなど蓋の付いている容器の開けしめも難しくなります。また、身体の不自由さから自身の生活の事で周囲にサポー