寄付ラボ

寄付ラボ (第 73 回) - 寄稿

『小旦那になろう!』

※ この記事は、茂山 あきらさんによる寄稿記事です。

掲載:2018 年 8月 10日  

ぼくの生業は狂言です。狂言を演じ、狂言を教え、狂言を素材として現代のいろいろの芸能と関わりを持っています。一般にぼくの職業は狂言師と言われています。狂言師?「師」?、師って先生のことですね。教師、医師、牧師、これはその通り師匠です。陰陽師、傀儡師、相場師、少し怪しくなってきました。如何様師!、これはかなり危ないですね!  種々の芸能のうちでも「師」が付く職業はあまり多く有りません。なぜ、狂言や能楽……
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寄付ラボ (第 72 回) - 寄稿

寄付について

※ この記事は、湯浅 誠さんによる寄稿記事です。

掲載:2018 年 7月 27日  

「寄付頼みでは続かない」という言い方にずっと違和感を覚えてきた。寄付だけで、ずいぶんたくさんの活動を立ち上げ、そして 10 年以上続いている取組みもあるのに、と。 だんだんわかってきた。そう言う人は「寄付頼み」を「人々の善意をアテにする」という意味で使っている。「頼み」という言い方がすでに「他力本願」というイメージを織り込んでいる。 しかし、やっている人たちはわかると思うが、寄付は頼むものだが、寄……
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寄付ラボ (第 71 回) - 寄稿

ソーシャルビジネスと寄付

※ この記事は、下澤 嶽さんによる寄稿記事です。

掲載:2018 年 7月 6日  

近年のソーシャルビジネスの隆盛は、多くの人が知るところだ。私の教える学生たちも「寄付をくださいというのは、正義の味方みたいで恥ずかしい」「ビジネスならクールで対等な感じがする」「ビジネスなら持続的だ」といったわかりやすい反応が返ってくる。  東京での NGO 経営の仕事を辞めて静岡県浜松市の大学に職をかえ、地域の NPO に触れるたび、地方都市の寄付市場の厳しさを改めて感じることが多い。ゆえに、ビ……
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寄付ラボ (第 70 回) - コラム

現在の日本の寄付市場と行動経済学の視点~「寄付白書 2017」を読んで~

※ この記事は、京都市市民活動総合センターの真鍋 拓司さんによるコラム記事です。

掲載:2018 年 3月 23日  

日本の寄付文化発展のために、日本の“寄付市場”全体を示すレポートとして 2010 年から毎年発行されている「寄付白書*注 1」。その「寄付白書 2017」から、現在の寄付市場の現状と、寄付を募るにあたっての行動経済学の視点について紹介したいと思います。 寄付白書が初めて発行された 2010 年から日本の寄付を取り巻く状況は大きく変化しています。寄付白書によると、東日本大震災があった 2011 年に……
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寄付ラボ (第 69 回) - 寄稿

2 つの達成感を味わえる大阪マラソン

※ この記事は、NPO 法人プール・ボランティアの織田 智子さんによる寄稿記事です。

掲載:2018 年 3月 9日  

NPO 法人プール・ボランティアは、障がい者にマンツーマンで水泳指導をしている団体です。2018 年で設立して 20 年目になります。私たちがめざすのは「障がいがあっても健常者と同じようにプールを楽しめる社会」です。 私たちが活動を始めた 1999 年の頃は障がい者と一緒にプールに行くと「障がい者専用プールに行ってください。」と言われた時代でした。それから 20 年。今ではプールの中で障がい児達の……
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寄付ラボ (第 68 回) - 寄稿

誰でも NPO のファンドレイザーになれる仕組み

※ この記事は、大阪マラソンチャリティ事務局の河合 将生さんによる寄稿記事です。

掲載:2018 年 2月 23日  

大阪マラソンは「みんなでかける虹。」を大会スローガンに「チャリティ文化」の普及を呼びかけるチャリティマラソンとして 2011 年に開始。第 7 回大会(2017 年)は 3 万 2,008 人がランナーとして参加。1 億 6,700 万円を超える寄付金が寄せられた。沿道の観客 130 万人の声援、1 万人のボランティアなど、走る人・支える人・応援する人が、それぞれのカタチで楽しみながらチャリティに……
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寄付ラボ (第 67 回) - 寄稿

イギリスの寄付文化と資金調達

※ この記事は、NPO 法人 京都地球温暖化防止府民会議の竹花 由紀子さんによる寄稿記事です。

掲載:2018 年 2月 9日  

2016 年から 1 年間、イギリスに滞在する機会を得ました。現地に暮らし始めて驚いたのが、小学校での寄付イベントの多さです。 まず 9 月に新学期が始まってすぐ、難民の子どもたちを支援するため、国際 NGO セーブ・ザ・チルドレンへの寄付を集める「ハーベスト・アピール」が行われました。学級ごとに目標額が定められ、子どもたちは 20 ペンス*注 1ずつ節約し、寄付に回すよう呼びかけられます。 そし……
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寄付ラボ (第 66 回) - 寄稿

本の整理で寄付

※ この記事は、公益社団法人京都犯罪被害者支援センターの冨名腰 由美子さんによる寄稿記事です。

掲載:2018 年 1月 26日  

京都犯罪被害者支援センターは、平成 10 年設立の犯罪被害者支援団体で公安委員会の指定を受けた犯罪被害者等早期援助団体として警察からの被害者情報をもらい相談や支援をしている。全国にこのような団体は 48 あり、全国被害者支援ネットワークとともに被害者の求める支援が、どこでもいつでも受けられることを目指し活動している。 民間団体である犯罪被害者支援団体は、どこも財政と人材の面で苦労している。安定した……
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寄付ラボ (第 65 回) - コラム

市縁堂における寄付文化醸成

※ この記事は、京都市市民活動総合センターの西 保彦さんによるコラム記事です。

掲載:2017 年 12月 22日  

第 5 回「市縁堂」が平成 29 年 12 月 17 日に開催されました。毎年、市民活動総合センターが NPO や市民活動団体の活動紹介を広く市民に向けて公開するイベントです。「市縁堂」とは造語であり、「市民が、ご縁のもとに、一堂につどう会」の 3 文字を合わせて作られています。 この「市縁堂」が初めて開催されたのが平成 25 年。その頃は団体自体の広報力を高めることを意図として、活動を広く市民に……
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寄付ラボ (第 64 回) - 寄稿

何気なくできる寄付の仕組み

※ この記事は、株式会社ワコールの美馬 有子さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 12月 8日  

ワコールと TABLE FOR TWO(以下、TFT)との出会いは 2011 年、隔月で開催される本社の給食委員会の場である社員が TFT を紹介したことがきっかけでした。「世界の食の不均衡の解消」という趣旨のもと、働く私たち自身の健康を考えるだけでなく、食料不足に苦しむ発展途上国のこどもの援助を行う TFT の活動に賛同したこともそうですが、社員食堂という既存の仕組みを活用できる寄付プログラムで……
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寄付ラボ (第 63 回) - 寄稿

NPO を社会に知って、応援してもらうために ~日常的にチャリティーができる仕組みづくり~

※ この記事は、JAMMIN 合同会社の高橋 佳吾さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 11月 24日  

私たち JAMMIN(ジャミン)は、様々な社会課題をテーマにした1週間限定販売のデザインの T シャツを、毎週月曜に公開しています。その全ての商品がチャリティー付き(100 〜 700 円)で、寄付額も常に公開しています。 「胡散臭い」「何に使われるか分からない」という声に応えるために、NPO へ取材したインタビュー記事も毎週公開しています。このチャリティーを通して、色んな NPO について知って……
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寄付ラボ (第 62 回) - 寄稿

資源を活かす「利用者民主主義」の実践

※ この記事は、NPO 法人きょうと NPO センターの山口 洋典さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 11月 10日  

 デンマークに暮らして半年あまり、多くの寄付文化に触れてきました。10 月末、ガン協会*注 1による全国キャンペーン「Knæk Cancer」*注 2が各地で行われており、オーデンセ大学附属病院の敷地内に建てられたカウンセリングセンターでのオープンハウスと、ロスキレ大聖堂の広場で開催された野外イベントに足を運びました。年間 45,000 人のボランティアが携わるガン協会は公的資金に依存せず寄付によ……
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寄付ラボ (第 61 回) - 寄稿

必要な人にどうぞと言えるのが福祉国家

※ この記事は、NPO 法人きょうと NPO センターの山口 洋典さんによる寄稿記事です。

掲載:2017 年 10月 27日  

2017 年 5 月 5 日、南デンマークのボーゲンセにある「ノーフュンス・ホイスコーレ」にお伺いしました*注 1。成人教育の現場に触れることで、福祉国家と言われるデンマークをより深く知ることができると考えたためです*注 2。2017 年度、私は立命館大学の学外研究制度で 1 年間、オールボー大学の客員研究員として、デンマークに滞在しています。その事前調査で訪れた 2016 年の夏にも、この学校に……
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