ボランティアスイッチ 第 15 回インタビュー

掲載日:2015 年 10月 17日  

社会に一歩踏み出し、活動する人の声をとりあげる「ボランティアスイッチ」。
第 15 回は、様々なボランティアに取組む留学生、楊一珊さんにお話を伺いました。

ボランティアの仕組みや精神を、いつかは母国で広めたい

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このページのコンテンツは、楊一珊 さんを、京都市市民活動総合センターの伊原千晶がインタービューした記事です。

活動の様子
インドネシアで中国の学生とともに子どもの教育支援を行う

文化の違いに関心を持ち、日本で福祉を学ぶ

楊さんは中国出身。日本や留学に興味を持ったきっかけは、高校生のとき、短期留学に来た日本人高校生と関わったこと。その時はじめて“文化の違い”を感じ、興味を持ちました。

高校卒業後、来日。日本語学校で学んだ後、今は京都市内の大学で福祉を学んでいます。日本では、車いすの人など障害のある人が街に出て自由に移動している様子を見て、福祉制度が充実していると思い、福祉を学ぼうと考えたのでした。

活動を通して、お金ではない「大切なもの」を受け取る

福祉を学んでいることもあり、ずっとボランティアに興味はありました。しかし、1,2 回生の時は授業が多く、また自分の日本語を話す力にも自信がなかったので活動はしていませんでした。

3 回生の時、京都市国際交流会館からのメールで、外国籍市民のための1日ボランティアプログラムがあると知り、参加。子どもと遊んだり、清掃活動をしたりと、いくつかのプログラムで活動し、短い時間でしたが、やりがいを感じ、「もっとやりたい!」と感じたといいます。

4 回生となった現在では、大学の講義で知った「学生ボランティアチャレンジ」や京都府国際センターのイベントボランティアなど精力的に活動しています。

「ボランティアには、自発性、無償性などの要素があると学んだ。けれど、お金ではないものをたくさんもらっている。たとえば、いい言葉や、いい思い出、感動、学び。」という楊さん。大学で学んだことを、自分がボランティア活動で経験したことを通して深められています。

また今年の夏休みには、中国の若者が参加するインドネシアでの子どもの教育支援ボランティアにひとり日本から参加。3 週間の活動では、子どもたちと関わる中で、感動をしたり、楊さん自身、18 歳で来日したため、いまの中国の若者がどのような文化や価値観なのかわからないという思いがありましたが、発想もよく情熱がある今の中国の若者に勇気をもらったそう。

このようにたくさんの活動に参加していますが、自分の性格は「内向的」だそう。そのため以前は、ひとつのことにじっくり取り組める活動を選びがちでしたが、今は、人と関わる活動をしたいと考えています。活動をする中で、自分の性格も少しずつ明るくなればいいなと思っています。

夢は、中国の若者と日本の若者がともに開発途上国でボランティア活動をすること

卒業研究では、青年海外協力隊など国際ボランティアについて研究する予定です。また大学院に進学し、福祉や国際的なボランティア、NGO についてもっと学びたいと考えています。

また現場でも経験を積み、いつかは中国でも NGO の仕組みやボランティアの精神などを広めるのが目標です。そしていつか、日本の若者と中国の若者が開発途上国で一緒に現地のために活動できるような仕組みをつくりたいと考えています。

「日本にいる間、自分はアルバイトよりも社会に関わる経験をしたいと思った」という楊さん。あなたも、今したいこと、すべきことに向き合い、一歩踏み出してみませんか。


話し手

楊一珊
インドネシアの子どもたちとともに

楊一珊さん

インタビューワ

京都市市民活動総合センター

伊原千晶


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