ボランティアスイッチ 第 16 回インタビュー

掲載日:2015 年 11月 21日  

社会に一歩踏み出し、活動する人の声をとりあげる「ボランティアスイッチ」。
第16回は、京都市内を中心に様々なボランティアに取組む藤村純一郎さんにお話を伺いました。京都市在住の藤村さん。昨年夏に定年退職後の再雇用も終わり、現在、奥様とお二人暮らし。月に 1,2 回、京都で開催されるさまざまなイベントのボランティアに参加しています。

人に感謝されることで、喜びを分かち合えるボランティア

  • 社会教育
  • まちづくり
  • 環境保全
  • 観光・文化・芸術

このページのコンテンツは、藤村純一郎 さんを、京都市市民活動総合センターの伊原千晶がインタービューした記事です。

活動の様子
「カーフリーデー」ボランティアの際の集合写真。藤村さんは前列左から4番目

はじめての単身赴任をきっかけに観光ガイドボランティアに

それまでも転勤は多くあったのですが、お子さんが大きくなったこともあり、金沢には単身赴任。
「毎週末京都に帰るわけでもなく、お酒やゴルフばかりも…」という思いがあり、新聞で見つけた観光ガイドボランティアに参加。

当時は、大河ドラマ「利家とまつ」で金沢が盛り上がっていた頃。ガイドするための研修で様々なところに行ったり、ナイトガイドを行ったり、他のメンバーの方も親切だったりととても印象がよく、充実した活動ができたといいます。当時のメンバーで、今でも年賀状のやり取りをされる方もいるとか。

「うちにこもってしまうともったいない。」

京都に帰ってきてからは、京都マラソンや祇園祭ごみゼロ大作戦など京都で開催される様々なイベントのボランティアに月1回程度参加しています。

「お疲れさま」と言ってもらえたり、感謝されることに喜びを感じるという藤村さん。また様々な人と話したり、
一緒に活動した人と喜びを分かち合えるということも魅力です。活動はハードなこともありますが、参加すると自ら楽しいことを見つけようとすることがあり「うちにこもってしまうと、もったいないな」と感じているそうです。

奥様は、藤村さんのこのような活動を「おにぎりを作ってくれて、気遣ってはくれているようです」とのこと。いずれは、ご夫婦でボランティア活動に参加出来たらという思いもあります。

自分のペースで、できることをお手伝いする

子どものころはボーイスカウトに所属し活動していたという藤村さん。そのようなご経験もあってか、
「ボランティア」に違和感はあまりなかったそう。お母様も PTA や生協の活動を熱心にしていたこともあり、「時間があれば、できる事をお手伝いしたほうがいい」と教えられたと感じています。

今後は、ボランティアを今と同じように続けていくことと、英語ガイドボランティアをやってみたいという目標を教えてくださいました。「不特定多数の方々と接し、絶えず自分の気持ちを揺り動かし、高めていきたい」という藤村さん。そして、頭も使うし、体力維持になるのでこれからも自分のペースで続けていきたいということでした。


話し手

藤村純一郎さん

インタビューワ

京都市市民活動総合センター

伊原千晶

インタビューを終えて (あとがき)


みなさんも自分の時間を、少しだけ人の役に立つことに使ってみませんか?きっと今までとは違う“喜び”が感じられるはずです。


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