寄付ラボ 第 22 回寄稿

掲載日:2015 年 7月 10日  

最近、寄付に関する様々な仕組や取組が広がっています。商品の購入代金に寄付が含まれている「寄付つき商品」や不要になったものを寄贈して、換金額を寄付するもの。
そのような取組のなかで、京都からはじまった、とても楽しい寄付の取組をご紹介します。

Let’s action! 寄付ラボコラム~カンパイチャリティ~

このページのコンテンツは、公益財団法人 京都地域創造基金 / 鈴木 伸也さん寄稿による記事です。

活動の様子

今、「乾杯!」が熱い!

「お疲れさま」「おめでとう」「ありがとう」―「では乾杯!」。
ねぎらいや祝福、感謝の言葉とともに、自然とこぼれる笑顔。乾杯をするとき。それは人が人に対し優しくなれる、ハッピーな瞬間ではないでしょうか。この「乾杯!」を通して「地域にちょっといいこと」ができる取組をご存知ですか?

「カンパイチャリティ」は、参加店舗が提供する「カンパイチャリティメニュー」を注文すると販売額の一部が寄付にまわるという仕組です。京都地域創造基金が京都の飲食店とともに始め、今では千葉や沖縄など、他地域でも取組が広がっています。

「さりげなくできる寄付」への思い

「カンパイチャリティ」のポイントは、「寄付しよう!」と思わなくても、普段の生活の中で、気負いなく、さりげなく、京都に貢献できることです。
寄付の方法は、チャリティー参加店で対象メニューを頼むだけ。価格の一部がチャリティーとして地域の問題に取り組む活動に寄付されます。チャリティー対象になっているメニューを聞いてもらってもいいし、「たまたま注文したものがチャリティーメニューだった」でも構いません。

地域経済へのこだわり

もう一つの特徴が、京都という地域経済圏へのこだわりです。「カンパイチャリティ」では、京都で商売をされている方々に参加をお願いしています。「どうせ飲むなら、チャリティーに参加してるお店でガンガン飲もう!」と、地域の中でお金を循環させて地域経済がうまく回って行くことと、地域の問題の解決のためにみんなが気持ちよくお金を寄せていくこと。この二つの循環を目指しています。

カンパイチャリティ第4弾 2015 年 7 月 24 日まで実施中!

ごみ処理にお金をかけるより、ごみゼロにするしくみに「カンパイ!」しよう

祇園祭の宵山行事期間に発生するごみの量はおよそ 60 トン。このゴミを減量していくべく昨年から始まったのが「祇園祭ごみゼロ大作戦」です。日本三大祭りの一つともいわれる大規模なお祭りで、屋台を運営する露店商さんの協力のもと、リユース (再利用) 食器を導入。のべ 2,000 人を超えるボランティアの活躍もあり、1 / 4 のゴミを減らすことに成功しました!
今年はさらに祇園祭をごみゼロにすべく、現在実施中 ( 2015 年 7 月 24 日まで) の「カンパイチャリティ」は「祇園祭ごみゼロ大作戦」に寄付されます。
「乾杯!」に込められた「人を思う気持ち」にほんの少し「地域を思う気持ち」をプラスする。「カンパイチャリティ」で「楽しく、笑顔で、さりげなく」、祇園祭をごみゼロに変えていくこの壮大なチャレンジに、あなたもぜひ参加されてはいかがでしょうか。

注 1:

「カンパイチャリティ第4弾」参加店はコチラのページよりご確認ください。


鈴木 伸也

公益財団法人 京都地域創造基金

鈴木 伸也(すずきしんや)さん

公益財団法人 京都地域創造基金 職員

公益財団法人 京都地域創造基金

2009 年 300 人を超える市民の寄付で設立した日本初の市民コミュニティ財団。 地域からの寄付を呼び起こし、それらを地域課題解決の活動に届けることで持続可能で豊かな地域社会づくりに取り組む。(累計寄付総額約 2 億 4 千万円)

Web サイト

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