寄付ラボ 第 37 回小ネタ集

掲載日:2016 年 7月 22日  

寄付を集める側もする側も、ちょっとずつ苦労したり、悩んだりしているのです。が紹介されている「小ネタ集」です

寄付ラボ小ネタ集

このページのコンテンツは、小ネタ集による記事です。

活動の様子

市民活動総合センターには、寄付についてもいろいろなご相談やエピソードが集まってきます。その中から、寄付を集める立場、寄付する立場、それぞれにきっと一度はこんな経験したことがあるはず、というエピソードを集めました。NPO や市民活動の場面だけでなく、実は日常的に寄付の機会は意外とあるもの。そんな日常のシーンも含めて、寄付にまつわる「悔しい」「残念」「ちょっと苦笑い」な体験を集めました。寄付を集める側もする側も、ちょっとずつ苦労したり、悩んだりしているのです・・。


寄付を集める立場から 〜町内会編〜

「寄付お願いします♪」そうお願いすると、「使い道がわからない」「効果が実感できないから」と、きちんと説明も聞いてもらえずに門前払い…断られることが多かった。「集めたお金は赤十字に送られているの?」「役員の飲食代になってない?」きちんと説明を聞かずに、集めた寄付の行き先に不信感をもたれることもあった。

きちんと説明聞いてから疑問を持ってよ、文句を言ってよ、まずは聞いてよ!!(心の声)

「町内会の○○の耐震工事への寄付をお願いします♪」あれ… こちらは自然と寄付が集まった。
「○○の耐震工事」は、① 自分たちに身近なこと、② 自分たちにも直接かかわる (恩恵がある)、③ 自分にも効果が期待できる。つまり「寄付の使い方が明確で、自分たちに身近、自分の問題意識として考えられることには、寄付は集まりやすかった。

注目されやすいのは「目に見えるもの、形あるもの、目立つもの」でも、地域活動や市民活動として取り組むのは、見えやすいものばっかりじゃない。 どうやって伝えよう、どうすれば説明を聞いてもらえるのかな?寄付を集める側は、日々、そんなことに悩んでいます。

学校への寄付、寄付する側の不安とあおり??

「合格おめでとう!!」念願の希望校に子どもが入学して、まず目にしたのが「寄付金」。一口○○円から、最低何口とか、決まっている。「任意であるが格別のご協力を」と言われ、寄付にも相場があるのかしら?とさりげなく情報収集。すると、成績、進学先、就職先、PTA の役員などに優遇措置があるとの噂が続々と出てきて、衝撃!

「子どもに不利にならないように」という思いから、疑問や不安を感じながらも寄付をする、いわば「しかたないよね寄付」。日本では案外多いのかもしれませんね。

寄付にもルールはありますね 〜物品編〜

年に 1 回行われる保育園でのバザー。現役保護者が実行委員になり、地域や卒園生へ物品提供をお願いしてまわる。もちろん値段付けや当日の販売も担当。3 人も子どもがいると、役も結構回ってくるのだけれど、毎回ため息がでるのが「NG もの」の行方。思いっきり安値を付けて売れれば良いけれど、それでも売れ残ってしまう。持って帰りたがる実行委員もいないし、ここまでいったらゴミにするしかない?

思わず「これ出した奴、でてこいや!」と叫びたくなるのを、ひたすら我慢しています。どうしても「家にあっても使わない=いらない」ものを出してしまうのが、物品寄付。贈る側も、自分が貰って使う側になったら、必要か不要か判断できるはずなんですけどね。

寄付ってまるでノルマみたい・・・。

大学院で研究室のお手伝いをしていた時のこと。ある企業から寄付をいただいて実験をしたのだけれど、やっぱりどうしても「企業側の利益」を考えてしまう。結果がよい場合はすぐに寄付をしてくれた企業に報告書を提出できるけれど、結果が悪い場合は報告しづらい。なんだか寄付って「こんな結果をだしてください!」っていう期待値のノルマが課せられているような感じがした。そういえば、自分もある NPO に寄付したときに、報告書が遅くて「せっかく寄付してあげたのに!」なんて思ったなあ・・・。

寄付は「払う」ものではなく「あげる」「する」もの。行間を読むことが美徳とされている日本人は、そこに“無言のプレッシャー”を感じてしまいがちなのかも。


生活や仕事の中に深く組み込まれている寄付って、結構たくさんあるようですね。時には自分が寄付を集める側に立ち、時には寄付をする側にも立つ。その時感じた気持ちを素直に出し合っていければ、もっと素敵な寄付文化が日本に根付くかもしれませんね。


京都市市民活動総合センターさん

京都市市民活動総合センターの職員、寄付ラボ担当チームです


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