寄付ラボ 第 1 回寄稿

掲載日:2014 年 6月 13日  

寄付に関するさまざまな思いやエピソードを多様な立場の方にそれぞれの視点で執筆をお願いし、みなさまに生の情報をお届けする「寄付ラボ」。
第 1 回は、認定特定非営利活動法人気候ネットワーク 事務局スタッフの芝 浩市さんにご寄稿いただいています。

寄付は「共感」とつながる「参加」のカタチ

このページのコンテンツは、認定特定非営利活動法人気候ネットワーク / 芝 浩市さん寄稿による記事です。

2012 年、気候ネットワークは新 NPO 法のもとにおける京都府第 1 号認定 NPO 法人になりました。しかし、その後「『認定』されただけで寄付が集まるようになるわけではない」という厳しい現実に突き当たっています。団体内で寄付獲得年間目標 XX 万円、会員増 XX 人といった数値目標を掲げ、機会をとらえて「地球温暖化防止のために活動しています。皆さんのご支援が必要です」とアピールしてきました。その結果、僅かながら新しい人からの寄付も増えてきていますが、目標は達成できていません。

「政策提言活動は、支援者に『目に見える』成果を提示することが難しい。」「限られたスタッフで、寄付の募集に十分な人手や時間をかけられない。」「税額控除のメリットについての認識も広く浸透していない。」など困難な状況をふまえつつ、寄付を増やすにはどうしたらいいかと、手掛かりを探してきました。そんな中、見えてきたことは「共感」とつながる「参加」が重要だということです。

昨年、小学校の温暖化防止教育ボランティアをしていた学生が就職して、勤め先が募集している活動助成を紹介してくれました。「社会人になり、このようなかたちでの支援しかできませんが、・・・」と彼は言っていました。しかし、こどもたちの心に種をまくこの活動に参加し、その意義に共感していたからこそ、彼はこの助成プログラムを紹介してくれたのです。私たちが提出した事業提案は審査の結果採用され、今年度活動が始まっています。

私たち NPO は、活動に共感した人たちが「参加」できる仕組みをしっかりと作ることを怠ってはなりません。寄付はボランティアに並ぶ、重要な「参加」のカタチです。先の例で私たちが気付いたことは、「参加」によって引き起こされる社会的インパクトを、リアルにイメージしてもらえるようなビジョンを掲げることが大事だということです。その共感をもとに、寄付を含む多くの人たちの「参加」を集めていきたいと考えています。

注 1:

気候ネットワークへのご寄付は、税制優遇の対象となります。
ご寄附、ご支援については こちら をご参照ください


芝 浩市

認定特定非営利活動法人気候ネットワーク事務局スタッフ

芝 浩市(しばこういち)さん

寄付・会員増につながる組織基盤強化を担当、京都市内の小学校における温暖化防止学習会の運営にも携わっています。

認定特定非営利活動法人気候ネットワーク

気候ネットワークは、地球温暖化防止のために市民の立場から「提案×発信×行動」する NGO / NPO です。社会全体を持続可能に「変える」ために、政策提言、地域でのモデルづくり、人材の養成・教育等に取り組み、多くの市民・組織・セクターと協働しています。

Web サイト

http://www.kikonet.org/


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