第 3 回「SDGs ジャパンスカラシップ 岩佐賞」
このページのコンテンツは、SDGs ジャパンスカラシップ岩佐賞事務局 が実施するアワード情報です。
概要・趣旨
国連が採択した SDGs の趣旨に合致した活動を続けるうえで、資金が必要な団体や厳しい環境のもとで地道に努力を続ける個人に助成し、その存在と活動内容を奨励するとともに連携の和を広げ、持続可能な社会の実現をはかることを目的とします。
アワードの対象となるもの
募集部門は以下の通りです。
- 医療の部:医療、健康、保健、衛生、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ (UHC)などに関する活動
- 少子化や過疎化が進む地域で、病院間連携し小児科・産科を維持している
- 24 時間・100 %受け入れを目指して ER (救急医療) 体制を敷き、成果を上げている
- オンラインを活用し、遠隔地や通院が困難な患者・家族を対象にした医療相談・連絡ネットワークを築き、成果を上げている
- 患者に寄り添ったケアに卓越し、「スーパー看護師」と高く評価されている
- 自治体・医療機関・福祉事業所が協力して地域の健康寿命を延ばしている
- 事故による後遺症から懸命な努力で元の生活を取り戻した経験をもとに、リハビリ・ネットワークをつくり、励まし合ったり情報を交換したりする活動を広げている
- 教育の部:学校教育、課外活動、子ども、生涯学習などに関する活動
- SDGs の理念を理解して実践する能力を備えたリーダーや人材の育成をはかり、効果をあげている
- 学校に通えない、家庭事情から進学をあきらめている、といった子どもの学びを支援している
- 育児や介護で仕事を辞めざるをえない女性を中心に、再教育 (リスキリング) プログラムを提供している
- 福祉の部:福祉、貧困対策などに関する活動
- さまざまな事情から十分に食事がとれない人たちのために食堂や弁当配布の事業を興している
- 障害者の人たちのノーマライゼーションや雇用促進をサポートする事業を続けている
- 災害時に障害者の避難・避難生活をサポートする取り組みをしている
- 環境の部:環境、まちづくり、防災、復興、文化遺産や自然遺産の保全などに関する活動
- 製造工程で CO2 を大きく減らす技術を開発した
- 天然素材から取り出した成分を製品化し、環境負荷を下げている
- まち全体でごみゼロを達成する取り組みを続けている
- 経済の部:技術革新、雇用創出、働きがい、サーキュラーエコノミーなどに関する活動
- 環境負荷の少ない資材・原材料の開発を続けている
- 困窮するシングルマザーの就労支援やスキルアップをサポートしている
- 過疎化が進む地域で若い移住者が起業できるよう仕組みづくりをしている
- 平和・人権の部:紛争防止、人道支援、LGBTQ、多様性、平等などに関する活動
- 難民を受け入れ、生活援助や自立への支援をしている
- LGBTQ をはじめ多様な生き方を尊重する取り組みに力を入れている
- 仕事の場で立場の弱い人がセクハラ・パワハラに遭わないよう調整する仕事で成果をあげている
- 芸術・スポーツの部:芸術、文化、芸能、スポーツなどに関する活動
- 優れた才能をもち、人の心を動かす表現活動をした実績がある、あるいはそうした活動を支援している
- 伝統を引き継ぎ、地域に根づいた文化の継承に貢献している、あるいはそうした活動を支援している
- アートを通じて苦境にある人や困難を抱えている人、差別下にある人たちの力になる活動をしている、あるいは人々の気持ちが明るくなるような事柄に結びつけている
- 農林水産・食の部:農林水産業、食品、農山漁村の保全などに関する活動
- 自然の循環に寄り添った生産技術を開発し、自然的農業の裾野を広げる活動を通して自然保護の実績をあげている
- 在来種や野生種の保護につながる活動をしている
- 生産過程で出る食品や農産品の廃棄物を再利用したビジネスや事業で実績をあげている
アワードの応募・申請要件
「持続可能な社会」を実現するため、SDGs に掲げられた目標の達成や社会課題の解決・改善につながる活動に取り組む日本国内の NPO、企業、教育機関、任意団体や個人。
ただし、以下を満たす必要があります。
- 応募主体が日本に登記された法人、または、日本での住民登録が 3 年以上ある個人 (応募時点で 18 歳以上) であること。
※対象者が 18 歳未満の場合は、保護者や後見役など対象者との関係性を明記したうえで 18 歳以上の方が申請ください。(対象者には応募する旨を伝達ください)
- この 1 年以内に活動実績があり、活動の拠点が日本であること。