人見知りで人前で歌うことなんて遠い先の話かと思っていましたが、子ども同士はすぐに打ち解け、少しずつ声を出せるようになっていきました。 歌をうたうことがメインの Comodo ですが、音楽をとおして一人一人の存在をしっかりとアピールできるとても素敵なクラスです。歌うこと以外にも、それぞれの個性を大切に、得意なことも苦手なこともみんなで共有して、先生がいろんなことを子どもたちに任せてくださることが、娘のやる気と楽しみに繋がっているように思います。

学年も性別も、通う学校も異なるメンバーが、同じ空間でハーモニーを奏でる、その刺激は私たち親が想像していた以上に、本人にとってとても大きな経験になっているようです。「みんな違って、みんないい！」を今まさに体感している子どもたち、きっと今まで以上に、楽しい化学反応と、美しいハーモニーが聴けるのだろうなと、私たち親もワクワクしています。

コロナウィルス感染拡大の影響で、これから私たちの「いつも」が変わっていくことを感じました。 私は親として、溢れる不安を抑えながら、何とかうまく軽やかに立ち回ろうとしているつもりでした。
しかし子ども達は、たとえ自由が削られても苛立ちはせず、優しいのです。
危機意識を募らせる大人に寄り添おうとしていたのは、実は子供たちだったように思いました。
レッスン帰宅時の足取りに、彼女の存在感がしっかりとあるのを感じました。この時代の子供たちは、こうやって大人になって行くんだなと。
色んな選択が日々押し寄せますが、弾けるような明るさでなくとも、明かりを灯し続けることを大事に過ごしていきたいと思っています。