内容

　昨年開催された COP26 では、脱石炭が国際的に合意され、2030 年までに森林減少を食い止めるための「森林と土地利用に関するグラスゴー首脳宣言」が発表されました。
　しかし日本では、バイオマス発電が「カーボン・ニュートラルな再生可能エネルギーである」という誤解が蔓延し、多くの発電所が建設されようとしています。今増えている、輸入燃料を使う大規模なバイオマス発電には以下の問題があります。

• 石炭火力発電よりも高い温室効果ガス排出係数
• 燃料生産地での森林破壊や生物多様性の損失
• 建設地の地域住民の健康被害

　スウェーデンの環境活動家 グレタ・トゥーンベリさんの呼びかけにより世界中で行われている気候アクション「Fridays For Future (FFF)」に賛同し、仙台で活動するユースメンバーは、住友商事など日本が関わっている輸入バイオマス発電計画への反対を現地で訴えてきました。　
　これらの問題を、「脱石炭」のように「脱バイオマス」ムーブメントにつなげ、気候正義を実現させるために私たちに何ができるかを、FFF Sendai で活動する Z 世代を迎えて一緒に考えます。

【ゲスト登壇者】
• 池澤美月 (いけざわみつき) さん　東北大学教育学部 3 年生
• 鴫原宏一朗 (しぎはら こういちろう) さん　東北大学法学部 4 年

• 開催方法：ハイブリッド
• コロナ感染状況次第で内容が変更になる可能性があります。
• 本学習会は地球環境基金の助成を受けて開催します。