この助成事業の受付は終了しました

助成情報

この助成事業の受付は終了しました

掲載日:2020 年 6月 2日  

対象条件 NPO法人 任意団体・地域住民組織など その他の非営利法人 
必須実績 特になし 
実施期間

2020 年 10 月~ 2021 年 9 月
あるいは、
2020 年 10 月~ 2022 年 9 月

応募・申請期間

2020 年 7 月 15 日 (水)

自然保護助成基金 第 31 期「プロ・ナトゥーラ・ファンド助成 特定テーマ助成 “保護地域においてオーバーツーリズムが自然環境に与える影響とその対策”」-2020 年度

  • 環境保全
  • 範囲:10万円〜99万円
  • 対象経費:諸謝金
  • 対象経費:旅費
  • 対象経費:その他

このページのコンテンツは、公益財団法人 自然保護助成基金 が実施する助成情報です。

概要・趣旨

 プロ・ナトゥーラ・ファンド助成では、自然保護のための、フィールドワークに基づいた基礎的な研究や、地域に根ざした自然保護活動、そして当財団が年度ごとに定める特定のテーマに取り組むプロジェクトに対して助成を行います。

今年度の特定テーマ助成について
 かつて、自然と開発は二項対立で捉えられた。豊かな自然が残る地域で計画された、高速道路や大規模リゾートの建設に対して、激しい反対運動が繰り広げられた。今では、自然は観光資源として、日本各地の経済を支えている。自然に親しむことが地域の発展にもつながっている反面、観光が自然環境に大きな負荷を与えるという皮肉な状況が生まれている。
 我が国の観光業は急成長 を続けており、特に SNS の発達により、情報が急速に拡散し、以前は知られていなかった地域に観光客が 立ち入るようになった。
 沖縄の離島では、カヌーなど自然体験を提供するツアー業者が入り乱れて島々の最奥部に入り込み、その動きを行政も把握できていない。富士山をはじめ山岳は、近年の登山ブームブームにより利用客で混雑し、トイレ・ゴミ・高山植物の踏み付けなどの問題が起きている。尾瀬など、湿地生態系への観光客の集中は長年の努力で緩和されてきた感があるが、現状の確認も必要である。
 以上のような変化により、貴重な生物や生態系がどのような影響を受けているのか、現状把握は追い付いておらず、保護・保全の取り組みも進んでいない。これは、世界自然遺産や国立公園などの保護地域においても顕著である。オーバーツーリズムは、わが国の自然に確実に及んでいる危機でありながら、客観的かつ正面から取り組んでいる研究者や活動グループは多くはなく、当財団としては、この問題に警鐘を鳴らし、早急な調査や活動を促したい。
 そこで、2020 年の特定テーマ助成では、保護地域における急激な観光活動の発展が、地域の生物・生態系に与える影響を調べる調査・研究、その影響緩和や普及啓発に取り組む活動に助成したい。

助成の対象となるもの

助成テーマ例:

  • 保護地域における観光客の入り込み状況の把握 (人数、業者、エリア、ルートなど)
  • 観光活動が特定の生物種や生態系に与える影響の調査、分析
  • 上記のためのモニタリング手法の開発
  • 自然環境に配慮した観光を促す取り組み (観光客の意識改革、観光業者間の自主ルール設定など)

助成の対象とならないもの

  1. 営利を目的としたもの
  2. 特定の政党、宗教などの活動の一環として行われるもの
  3. 他の機関からの委託を受けているもの

助成の応募・申請要件

  1. 研究または活動を行うための組織が整っているグループであること、また自然保護のための調査・研究、活動を企画、遂行できること。
    1. 大学や研究機関等に所属する研究者からなる研究グループ
    2. 大学等に所属する学生グループ
    3. 公益 財団 / 社団法人、一般財団 / 社団法人、 NPO 法人
    4. 国内・海外の自然保護団体に属しているメンバーのグループ など
  2. 対象地域が以下の条件をともに満たすこと。
    • 世界自然遺産や国立公園などのいわゆる保護地域の指定を受けているか、それに準じた状況にある。また、保護地域への指定が近い将来予定されている。
    • 入り込み客数の増加など、近年観光に顕著な変化がみられるか、それを過去に経験した。あるいは、世界自然遺産登録など観光客数が急増する懸念が近い将来ある。
  • 加えて、オーバーツーリズムに対処する条例、自主ルール、各種規制や取り組みが実施されていること、あるいはその準備を開始していることが望ましい。
  • 詳細は募集要項をご覧ください。
募集要項詳細 https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=sites&srcid=cHJvbmF0dXJhamFwYW4uY29tfHd3d3xneDoyNTVmZWEyMGRlOTg1N2Ix

申請の方法

申請書の提出は、メールでのみ、受け付けます。
今年度は、 郵送による提出は受け付けません。

【メールによる PDF ファイルの送付】

  • 申請書に必要事項を記入し締切日までに、下記メールアドレスに、PDF ファイルでお送りください。
  • Word ファイルは PDF 形式に変換してください。
  • 支出計画書も PDF 形式に変換し、可能であれば申請書と 1 つの結合ファイルにして提出してください。
  • ファイルの容量が 2MB を超えるものに関しては、ファイル送信サービスを利用して送付してください。
応募・申請書のダウンロード

※ 応募書類をご提出の際には特に下記の点にご留意願います。

  • いかなる場合であれ、締切日に間に合わなかった申請書は受け付けません。
  • 申請書以外の書類等は受け付けません。
  • 申請書を受領しましたら、確認メールを送信します。メールが届かなかった場合は、お手数ですがご連絡ください。
  • 申請書に書かれた個人情報については、当財団個人情報保護基本方針に基づき、適切に保護、管理いたします。
  • ご応募いただいた申請書は返送しませんのでご了承ください。

その他のデータ・期間等

助成内容・額

1 件あたりの上限:1 年につき 100 万円 (最大 2 年間・200 万円)

助成金の使途は、助成対象事業の実施に必要な直接経費で、助成金費目一覧表 (募集要項参照) に記されている項目とします。

実施期間

2020 年 10 月~ 2021 年 9 月
あるいは、
2020 年 10 月~ 2022 年 9 月

応募・申請期間

2020 年 7 月 15 日 (水)

この助成事業の応募・申請はすでに終了しました。

締切注意
  • メール申請は、締切日の までに送信してください。

助成実施団体詳細

団体名 公益財団法人 自然保護助成基金
担当者名 プロ・ナトゥーラ・ファンド助成担当係
電話 03-5454-1789
FAX 03-5454-2838
メール office@pronaturajapan.com
Web サイト http://www.pronaturajapan.com/
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